常任理事 日比野 豪


常任理事 日比野 豪

今期、大垣青年会議所は68期目を迎えます。青年会議所は「明るい豊かな社会の実現」を目指し、日々活動していますが、大垣青年会議所は何を目的に活動しているのでしょうか。それは公益社団法人大垣青年会議所定款第1章総則の第3条(目的)に記されています。変わりゆく時代の中、この目的を達成するために会の在り方、組織について今一度、見つめ直す必要があると考えます。

我々は、先輩諸兄から引き継いできた伝統と誇りを持ち、次世代へと継承しなければなりません。総務委員会では、規律を重んじ、円滑な運営によって、組織を支える必要があります。定款やマニュアルなどの諸規定を再確認し、それに則った厳格な諸会議を運営することで、会議の質は高まります。事業の本質に迫る議論をすることで、地域のためのより良い運動を展開でき、会員の成長にも繋がります。組織とは個の集合体であり、個である会員一人ひとりが成長し、連携することで、組織は強化されます。

青年会議所活動で得られる魅力の一つに、たくさんの同志との出会いがあり、その出会いの数だけ、刺激や学びがあります。青年会議所を通じての出会いはLOM内だけに止まらず、各地青年会議所、そして世界に強固なネットワークがあります。渉外委員会では、JCIや日本青年会議所の情報を速やかにLOM内のメンバーに発信し、参加目的意識を向上させることで、多くの学びの場を設けます。また、今期、台湾の花蓮国際青年商会との姉妹締結50周年を迎えます。これを節目に、さらなる相互の理解と友情を深めることで、メンバーが多種多様な価値観で物事を多面的視点で捉えることのできる人財へと成長する機会となり、「Think Globally,Act Locally」の精神を養います。

与えられたものでなく、掴み取った機会を通じて、各々が自己成長し、強い組織が構築されることで、地域社会に求められる運動を展開でき、組織の価値が高まります。地域に愛され、必要とされる大垣青年会議所を目指します。

常任理事 藤塚 茂之


常任理事 藤塚 茂之

私たちが住む日本は、島国であることに加え、江戸時代の長きに渡り鎖国政策をとってきたことで、独自の文化や国民性が育まれてきたと言えます。古くは、聖徳太子が制定したとされる十七条憲法に「和を以て貴しと為す」と記述があります。国家統治に関する教訓としては実に思いやりのある内容です。この考え方が、日本人の国民性として「とても温厚で思いやりがある」と言われる所以かもしれません。

しかしながら、島国である日本も明治維新を経て、海外の文化、産業等が入り、否が応でも世界の中の日本という立場を考えなくてはならなくなりました。第二次世界大戦以降、高度経済成長を成し遂げ、世界有数の経済大国となった現在の日本では、国際化社会の中でさらなる急速なグローバル化が進み、政治、経済、産業、文化等全てにおいて日本という立場のみならず、地域社会としても海外との密接な関係性がさらに強くなっています。

そのような現代社会において海外と対等に渡り歩いていくためには、まずは日本の歴史や文化を正しく理解し、日本人としてのアイデンティティを育み、日本という国に誇りを持つことが大切です。そうすることで、お互いの違いを理解することができると共に、相互理解が深まり、世界を見据えて活躍する人財となることができると考えます。将来、地域のために、そして日本のために海外の方々と共に活躍していくためには、日本という国や私たちが住む西美濃地域に誇りを持つことはもちろん、古くから育まれてきた日本人としての精神を心の中に定着させると共に、温厚で思いやりのある良き日本人でありながらも、確かな歴史観と国家観のもと、必要であればしっかり意見を述べることができるグローバルな視点を持ったリーダーになることが大切です。

私たち一人ひとりがグローバルな視点を育み、地域社会から必要とされる人財となることで、西美濃地域の豊かな未来に繋げていけるよう邁進してまいります。

常任理事 柳瀬 幸広


常任理事 柳瀬 幸広

私たちの生まれ育った西美濃は、市民の手により常にさらなる発展を目指し、様々な活動、運動が展開されてきました。「まち」とは「ひと」と「和」の集まりであり、「豊かなまち」は、「豊かな人」「豊かなコミュニティ」によって形創られます。私たちは、一人ひとりが人やまちを思いやり、郷土愛を持ち、未来に対して夢や希望を持てる魅力ある人財とならなければなりません。また次の世代を担う子どもたちの未来を背負っているという強い責任感を持ち、大垣青年会議所が67年に及ぶ過去の事業に対する想いと、諸先輩が地域に残した功績に敬意を払い感謝すると共に積み重ねた歴史と伝統を継承し、さらに若者らしい一歩を踏み出し成長していかなければなりません。

本年度は大垣青年会議所が2010年代の運動指針として掲げてきた「西美濃協調グランドデザイン」から、新たに2020年代の西美濃の羅針盤として、西美濃住民と描く想像以上のまちを生み出すために、真にまちにとって必要な指針を策定します。また、様々な行政や他団体、地域と有機的な広域連携のもと、豊かなまちの創造へと繋がる事業を行います。

西美濃地域の発展を願う地域住民の要望に応えるべく行われてきた「ツール・ド・西美濃」は、転換期を迎えています。各種団体における人の減少や、働き方改革による時間制限等で当事者意識が薄れているなか、表面上の連携で運営しているのが現実です。今後も事業を継続していくには、無理な運営や事業展開をしようとするのではなく、未来を見据え運営の在り方を変革し、さらなる広域的連携事業へと発展させていく必要性があります。

今日までの大垣青年会議所の歴史と絆を活かしながら、真摯に現在と未来を見据え、一人ひとりが高い意識を持つ魅力的なLOMを確立させることで、今後も大垣で活動する青年として行政や他団体、地域との連携のもと大垣の「新たなビジョン」を描いていきます。

公益社団法人大垣青年会議所

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