副理事長 加藤 卓俊


副理事長 加藤 卓俊

近時、情報通信技術の発達、市場の国際的な開放により、従来の国家や地域の垣根を越え、人、物、情報が世界的規模でやり取りされるようになってきました。このような環境では、国内と海外の境目がなくなり、人種、言語、文化などが異なる多様な人間が、それぞれの価値観で触れ合うこととなります。しかしながら、日常生活においては日本語のみで生活ができるため、語学力が向上せず国際経験も得づらいこと、忖度という言葉が流行したように、同一民族であるがために気持ちを察することができる阿吽の呼吸が良しとされるため、異文化間コミュニケーション能力が向上しないこと、日常生活において同調、すり合わせ、微調整をすることによって和を構築することが求められ、リーダーシップを発揮できない状況にあることなど、自身を含め多くの会員がこの事態と向き合う準備ができていないものと考えられます。

そこで、この事態と向き合うため、まずはこれまで培われてきた日本の風土を理解し、日本の文化と相手の文化の違いを正しく判断できる能力を身に着けることが必要だと考えます。そのためには、自らが日本のことを深く知る必要があります。その上で相手の文化や価値観に触れることができれば、相手を知り、また、相手に知ってもらうために私たちがどう行動して行けば良いのか答えが見えてくるのではないでしょうか。

国際化時代を迎え、この地域にあっても海外の方々を見かけることが普通になってきました。観光のため、仕事のため、定住されているのか理由はどうであれ、地域住民の方々が海外の方々と接する機会が増えてきており、今後も増えていくことは確実です。この地域が今後も発展し続けて行くためには、私たちがグローバルな視点をもって成長し、学び得たものをこの地域に落とし込んで行く必要があります。2019年度1年をかけて、皆様と共にもう一歩成長したいと考えておりますので、1年間よろしくお願いします。

副理事長 桐山 智光


副理事長 桐山 智光

人は皆、一人では生きていけません。核家族化が進んだ結果、子育てや老人介護の責任を家族だけで抱えていくことの難しさが社会問題となっています。昔は、冠婚葬祭、福祉、教育、防災など、生活に関する相互扶助のシステムが今よりも自然に機能していました。個人や家庭の問題に地域コミュニティ全体で対応し、社会からの孤立を防いでいました。また青年会や町内会では地域全体の課題について話し合い、行政の手が届かない細々した部分を補完する重要な役割を果たしていました。しかし、そうした地域コミュニティは、高度経済成長で社会構造が変化し、都市部へ人口と経済が集中する中で地方は次第に荒れていき、その結果利他の心よりも利己の心を優先しがちで、他人に興味を持たず人離れが進み、人と人との繋がりが希薄になりました。この現状に寂しさと良き時代の懐かしさを感じ改めて人と人、地域と地域の強固な繋がりが必要不可欠であると感じております。

我々大垣青年会議所が西美濃協調グランドデザインを発信し進むべき道が示され10年が経過しようとしています。そして2020年を間近に控え、私たちは、もう一度原点を振り返り想像以上のまちを創造するために西美濃地域住民が本当に必要としているものは何かを考え、新たな運動指針を策定します。また、産学官民の枠組みを越えさらに強いコミュニティネットワークを構築していきます。

また、住民が主役のまちづくりの事業を具現化した「ツール・ド・西美濃」は本年度6回目の開催を迎え、この地域にも定着しつつある事業といっても過言ではありません。しかし思い返すと本来の事業の本質とはかけ離れ、目指すべき連携の形がとれていないのが現状です。表面上の連携という枠から一歩前へ出て、住民の方や行政が、主体者意識を持つ新しい形を創造する必要があると考えます。

豊かな西美濃を次代に引き継げることが出来るよう自らの士気を高め一年間取り組んでまいります。

副理事長 近藤 真司


副理事長 近藤 真司

68年目を迎える公益社団法人大垣青年会議所は、先輩諸兄の功績によって光輝く歴史が築かれてきました。これこそが我々現役会員の礎であり、この時代を強く生き、これからも続く未来へ探究心を持ち続けることが重要であります。また、これまでの歴史を脈々と繋いでいくための自発的な行動力を持つことが必要であると考えます。

まずは、我々が目指している明るい豊かな社会の実現に向けて、この地域の発展が不可欠であると考えます。多種多様な価値観を持った会員が一丸となり、目指す未来に踏み出す時、他にはない世界に誇れる個性溢れた西美濃の魅力が引き出されます。そして、今という青年期に失敗を恐れず、挑戦する心を持って活動するためにも、まずは個人の成長が不可欠であると考えます。この地域の発展に貢献する個の成長は、やがて強固な組織となる礎であります。さらに、大垣青年会議所の組織の成長だけでなく、関わる全ての方に求められ、これからも発展し続ける西美濃であることが重要であり、そのために意識変革をもたらす事業展開が必須であると考えます。そこから志高く活動できる仲間を募り、より大きな運動を展開するために、会員拡大活動に邁進してまいります。また、西美濃にある同志の団体においても、大垣青年会議所という組織で参画することが、西美濃にとってより大きな財産とすることが出来ます。受け継がれてきた大垣の伝統や形を昇華させるためにも、連携協力していく必要があります。

私たちのまちは、我々が守り、開進していかなくてはなりません。利害を顧みず、正義を重んじ、明るい豊かな西美濃の創造のために、当事者意識をもって実行する時です。創始の精神を継承し、西美濃に住み暮らす人々を巻き込み活動してまいります。まだ見ぬ自分、地域の未来のために、信念を持って心をひとつにし、率先して行動するリーダーとなった時、希望に満ち溢れた社会を築くことが出来ると確信しています。

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