大垣青年会議所 2019年度スローガン

公益社団法人大垣青年会議所2019年度(第68 期)基本方針

  • 1.日本人の誇りの復古
  • 2.青年会議所運動の根幹
  • 3.私たちの使命
  • 4.広域連携の進化
  • 5.歴史ある組織として

公益社団法人大垣青年会議所 第68代理事長 安田洋一

第68期理事長 安田 洋一

【大垣青年会議所の目的】

定款第1章総則第3条

本会議所は、青年の真摯な情熱を集結し、社会開発の理念に基づく経済の発展と福祉国家の実現をはかり、かつ、指導力開発を基調とした自己の啓発につとめるとともに、国際理解と親善を助長して、日本及び世界の繁栄と平和に寄与することを目的とし、次条に定める事業を実施する。

平成最後の年、一つの時代が終わりを告げ新しい時代の幕開けとなります。現在の日本、この地域は設立当時の先輩諸兄が思い描いたものにどれだけ近づけているのでしょうか。

初めに

1952年35名の同志が、大垣青年会議所を設立し67年という月日が流れました。現在日本にある696LOMの中でも、認証番号25を得ている大垣青年会議所は、敗戦後の中、先輩諸兄がいかに早く地域や国を想い行動したのかを教えてくれます。私たちは、先輩諸兄がどれほどの想いで平和に向けて行動したのかを、時代が変わっても忘れてはいけません。そして受け継いだ想いは不変であり伝承し進化を続けなければなりません。その想いは、私たちの定款にも記載されているように、己の発展を基に、西美濃地域、日本、世界の平和と繁栄に寄与することなのです。ところが今は物が溢れ、経済の発達により便利な世の中となりました。そのため、私たちが行う運動の形は、以前と変わってきたのではないでしょうか。私たちの行う事業と、住民が求めていることに乖離があり、中をみれば冗長で稚拙なシステムとなっており、これでは効果が十二分に発揮できないでしょう。私たちは大きな志を抱き今一度原点回帰すると共に、理想の社会に想いを馳せ、理想のまちを描き、品格のある人となり今の時代に即した運動や活動を続けましょう。そして私たちは、誰にも臆することなく堂々とJC道を歩きましょう。

日本人の誇りの復古

私たち日本人は、紀元前より水田耕作を行ってきました。気候や地形に恵まれたところではありませんが、勤勉、真面目、几帳面な性質と知恵と努力で生き抜いてきました。時代は進み朝鮮出兵や満州占拠等、日本人は島国であるため領土拡大を目指し、占領下では元々の言語を残しその国の経済発展のためにと戦争を行ってきました。それは、支配ではなく共に発展をという考えの基、世界平和のためにアメリカやロシアと事を構えるために、アジア全体が大国でなければならないという考え方だったのでしょう。歴史的背景や島国でもあるため、多様性を受け入れるのが不得手な国民性ではありますが、今まで培われた日本人の元来もっている気高い和の精神、相手を慮る美徳の心は、日本人の誇りであり素晴らしいものです。幾多の道に表れている礼儀礼節、おもてなしの心と元々私たちには、「日本人の誇り」が備わっているのです。これだけ世界情勢や社会全体が歪んでいる今だからこそ、「日本人の誇り」を取り戻すために私たちは歴史を学び、それを世界に伝えていく必要があります。それこそが世界平和への道となるでしょう。西美濃から日本へ世界へと、この地域が国際化社会において発展するために、今こそ私たちが立ち上がりましょう。

そのために、私たち会員はしっかりとした教養と品格を身につけなければなりません。現在の青年会議所はどうでしょうか。なれ合いとなり、修練を通しての本当の友情に結びついているでしょうか。私は、青年会議所は時代と共に変わったと感じます。多様性を受け入れ変化することは大切です。しかし、最近は「嫌われたくないから」「良い関係でいたい」と当たり障りのない事を言って、人に無関心である人が多いと思います。仲良し集団となってしまっています。本当のやさしさにきづかなければなりません。心から人のために、言い合える関係を構築してほしいと心から思います。私自身、非常に弱い人間です。心に壁をつくり、虚勢をはって生きてきました。誰かが責任をとってくれる、人生はゲームだと心の中では思っていたかもしれません。何のために青年会議所にいるのでしょうか。自分自身歩いてきた道を振り返ると、全て中途半端だったと思います。思うだけではまた繰り返すでしょう。もう一度しっかりと自分を見つめ直し、人のために自分のために、青年会議所を通して会員の皆と一緒に成長したい。そのためには、私たちは多種多様な会員研修を通じて学ばなければなりません。青年会議所は学びの場であります。学ぶことで真のリーダーを育成し世の中に排出しなければなりません。リーダーの役割は非常に大きい。組織はリーダー以上には伸びません。私たちは成長しなければ、社会や経済が豊かにはなりません。そのことを心に刻み学んだうえで、皆で大きな運動を展開していきましょう。

青年会議所運動の根幹

一滴の雫が水面に落ちれば、そこから波紋は広がり、やがて大きな輪となります。

昨今の会員数の減少は必然と起きているものでしょう。少子化や、後継者不足、若者の都市部への転入という社会背景だけではなく、青年会議所の魅力がうまく伝えられていないのではないでしょうか。このままでは、大垣青年会議所は目的を達成する前に消滅するでしょう。会員拡大とは、単に組織を維持するために行う活動ではありません。他人の意識を変革することでより良い社会を実現するという青年会議所運動そのものであり、この地域の発展に貢献できる人財を増やしていくための活動でもあります。志高く活動できる仲間を増やし、より大きな運動を展開していくためにも会員拡大運動を更に推進していく必要があります。私たちは社会開発を通して社会貢献の精神を伝え、教養と品格を身に着けた青年を育成することで、平和の実現という大きな目的を達成しなければなりません。また、会員数が増えることは、より多くの会員との出会いの機会となり、多種多様な価値観を持った会員同士が切磋琢磨することで自己成長の機会も増え、組織としての成長にもつながります。しかし、会員拡大は誰かに任せておけば良いという簡単な課題ではありません。危機意識をもって、当事者意識をもって会員一人ひとりがこの課題と向き合い、自らの言葉で大垣青年会議所の魅力を伝えられる存在となる必要があります。会員一人ひとりがこの組織の意義と魅力を正しく理解し伝えられるよう、成長し多くの仲間を増やし意識を改革することで、この地域を少しでも良くしたいと思う人を増やすことが我々にとって重要であります。その結果、この地域や国を会員同士で論じ青年会議所の可能性を深めることにつながります。また、青年会議所の会員数は、バロメーターであります。社会からの必要性、運動の大きさ、影響力といった観点においても会員数は重要であります。私たちも変化を恐れず、多様性を受け入れる組織となることが必要です。

そして、この西美濃地域には、他の地域と違い、多くの青年団体が存在します。昨今は会員数の減少が全ての団体の問題となっています。青年団体の衰退は、まちの衰退であります。まちの衰退は消滅につながります。青年団体こそが、地域に活気をもたらし、社会を良くすることで経済が潤いまちが潤うのではないのでしょうか。社会を変えるのは私たちであり、青年団体です。10年先のまちを描いたときに、この地域の団体がどうあるべきかを議論しなければなりません。私たちの住む地域は経済が潤い、子供たちの声がこだまする元気で活発なまちでなければなりません。そのためには、私たちの団体や他の団体も変化を続けなければなりません。大垣市青年のつどい協議会存続の危機まできていますが、将来のこの地域のビジョンを共有し青年団体の在り方を考えなければなりません。終焉なのか衰退しながらも継続するのか。お互いの事業は最優先とし、そのうえで大垣市青年のつどい協議会に集い活発なまちを目指さなければなりません。

私たちの使命

平成の市町村合併から12年が経ちました。西美濃地域の財政は現在、可もなく不可もなくといった市町が多いのが現実です。しかし10年先はどうでしょう。人口の高齢化が進み、会社を興す者や家業を継ぐ者、発展させる者がいなくなり、経済が衰退していくでしょう。地域経済の活力が失われれば、市町村の合併はまた繰り返されるのではないでしょうか。住民にとっても、まちの個性や価値といったものが、最重要になっていくのではないでしょうか。私たちは、住民の共感が得られる理念の基に、地域の未来ビジョンを策定し、それに向かって事業を行っていかなければなりません。青年会議所の単年度制の弊害のためにも中期的なビジョンが必要なのです。そうすることで、住民と共にまちを描き、西美濃地域に価値を生み出さなければなりません。

大垣青年会議所は、2010年代運動指針に基づき、西美濃住民と策定した「西美濃協調グランドデザイン」を基に運動を行ってきました。間もなく2010年代は終わりを迎えようとしています。2020年代を間近に控え、真の「明るい豊かな社会」の実現をするためにメンバーで議論し新しいこのまちのビジョンを描き策定する必要があります。この地域がこの地域のために本当に必要としていることは何か、この地域の社会問題は何かを青年会議所が追及しなければなりません。近未来を切り拓き、住民のためのまちづくりを見直し、それを実践する運動を単年度制にとらわれない中長期視点をもって行うべきではないでしょうか。各市町より問題点を集約し事業を行い計画、実験、検証、追及を絶えずしていくことが大切です。事業を行うのは挑戦であります。伝統を受け継ぎつつも、事業は刷新、進化しなければなりません。将来のこのまちの素晴らしい価値や、子供たちの成長、住民が創り上げる自治意識の醸成を念頭に、そして交流の場を創出し、産学官民の枠組みを越え西美濃を「一帯一路」に見立て、コミュニティネットワークを構築する事業を創造します。青年会議所が主動で行う「まちづくり」の形から「住民運動」へ進化していかなければなりません。学び想い行い出会うのが事業です。根幹となる地域の声を届ける場所を創造しましょう。そのために、日本青年会議所が提案した、ソーシャルデザインアクションプランを実践するきっかけの一年としたいと考えます。それこそが、私たちの志を達成するために必要なことです。

そして次に青年会議所の使命として、この地域の防災に取り組みたいと考えます。自立した組織を確立するために、「地域強靭」を旗印に、本年度新たに防災に向けての取り組みをします。私たちのこのまちは、良くも悪くも水のまちであります。今でも後世に伝えるために、小学校教育の一環として水害時の過去資料からこのまちを考えるという教育があります。今後もこの国を考えると、毎年のように自然災害が発生するでしょう。このまちのために今私たちは何ができるでしょうか。青年会議所同士が防災協定を結ぶなど共助の精神をもち、有事の際にはお互い助け合える関係を構築しておく必要があるのではないでしょうか。県内の連携に関しては、本年度も岐阜ブロック協議会で防災協定の調印式が行われる予定であります。しかしそれだけではなく、このまちの安心を私たちは形にしなければなりません。県外との広域連携に今向かわなければなりません。今こそ沢山のLOMと安心の想いを形とする時なのです。本年度、その形を構築し機能的な強い西美濃を誕生させましょう。

さらに、私たちは大きな運動の目標を推進していきます。SDGsを各事業にあてはめ運動をしていきます。2015年9月の国連サミットにおいて全会一致で採択されたSDGsは「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のための17の国際目標であります。大垣青年会議所は、この目標に向かって運動に取り組んでいきます。アクションプランを地域のニーズと合わせ強みをいかし推進し、私たちの運動を行っていきます。何故この取り組みが必要なのでしょうか。何故この目標が設定されたのでしょうか。何が問題となっているのでしょうか。取り組まなかったらどうなるのでしょうか。この地域にも浸透させましょう。西美濃が世界で光輝くためにSDGsの推進を通じて私たちの運動を西美濃地域から世界へ向けて発信していきましょう。

広域連携の進化

輪が和となることで、その効果は想像以上となる。2013年度の「私が夢みるまちづくりコンテスト」から生まれ、2014年度よりスタートした、2市9町が広域的連携に取り組む「ツール・ド・西美濃」は、本年度で第6回目の開催を迎えます。「ツール・ド・西美濃」は2市9町の連携、住民が主役のまちづくりの事業を具現化した、理想的な事業であります。過去には、荒天により短いコースでの開催や、大会中止という経験を踏まえ、様々な状況でも対応できる強い事業となってきました。地域愛を持って取り組み、年度毎に付加価値を見出し走り続けた私たちの想いは、新しい形を創造し実現する時がきました。何故ならば「ツール・ド・西美濃」の本質が達成できていないからです。これまでの連携は、表面上連携している形をとっているに過ぎないのではないでしょうか。昨今は「まちづくり」が広範囲なため市民や行政の共感を得るのが困難となっています。人を集めることも大切ですが、私たちはイベント団体ではありません。「ツール・ド・西美濃」を開催することが目的ではありません。この事業は手法であります。会員一人ひとりがしっかりと目的を理解し、この事業の将来像を考えなければなりません。当事者意識と誇りを持って、他人事ではなく自分事として住民や行政が互いに魅力を高められるようにならなければなりません。それこそが、思い描く「地域連携」の形であります。真の連携がなされた時こそ、2市9町は誰もが想像できないくらいの力を発揮します。大垣青年会議所が先頭に立ち、主体となって形成するのではなく、今後の未来を見据え形を変革させていく必要があります。組織運営の在り方を考え更なる熟成した「西美濃ブランド」となる必要があります。その先にある真の西美濃の連携、住民の意識改革こそ、この事業の本質ではないでしょうか。住民と行政と私たちは「心の関係」を築き、今後も地域に愛される心の事業として後世に残さなければなりません。私たちは、大垣青年会議所というリーダーとしての責任を全うしましょう。

歴史ある組織として

本年度、大垣青年会議所は、台湾の社團法人花蓮國際青年商會と姉妹締結50周年を迎えます。先輩諸兄が築き上げた想いがまた一つの節目を迎えます。脈々と続いてきたこの関係は、今後も私たちにとって、国際社会を生きていく中で相互理解を深める非常に重要なことであります。台湾と日本の関係は、明治から昭和にかけて現在に至るまでも紆余曲折がありました。互いの国史を知り今を生きていく人と共に学び社会開発を行い、国境を越えた大きな友情を育みましょう。そして幅広く個人の柔軟な考え方を持つことこそが、互いの国にとって必要不可欠な人財となります。それこそが国益につながり、紛争のない世界平和の実現に繋がるのではないのでしょうか。締結当時の先輩諸兄の想いを基に相互間の訪問だけではなく、お互いのまちについて語ったりと、深い姉妹青年会議所活動を構築しましょう。その上で、彼らとは国が違えど同じ仲間として、姉妹締結時の想いを振り返り、この節目の年を互いの会にとって有益のものとするために、「Think Globally,Act Locally」の精神をもって、姉妹青年会議所活動と記念式典を西美濃地域で開催します。

大垣青年会議所が組織として、地域のためにより良い運動を展開していくためには、組織運営を円滑に行っていかなければなりません。組織とは個の集合体であり、個である会員一人ひとりをまとめ連携していくことで、より効果的な運動をすることができます。

大きな運動、活動を行うためには組織の内部を円滑に回さなければなりません。大垣青年会議所は、公益団体として厳正かつ適切な財務管理をすることが求められます。会員から預かった貴重な資金を運用するために、ルールを徹底し厳しく審査する必要があります。しかし、大垣青年会議所らしさを失ってはいけません。公益性と費用対効果を意識しすぎて、運動や活動の幅をせばめていないかをしっかりと考える必要があります。

青年会議所は、多くの会議で議論を重ねることで、地域のためのより良い運動を追求すると共に、会議を通した会員の自己成長へと繋げる組織であります。会議の質が落ちれば、自ずと運動の質も落ち、自己成長の機会も失われます。冗長で稚拙なシステムは変えていきましょう。会議の質を高めるためにそして、この組織が多くの運動を展開していくためには、この組織を構成する一人ひとりが機能して十二分に力を発揮していかなければなりません。会員一人ひとりの学びは資質の向上につながります。それこそが大きな運動を行う上で最重要であり、一人ひとりが質の高い青年会議所活動を行うことができより良い運動につながります。更に活動をする中においては、青年会議所のルールや行動規範を徹底できるよう組織に浸透させ、組織としての価値を高めていく必要があります。

最後に

事にあたっては「必ずやるという信念」「できるまでやるという執念」「必ず良い結果をもたらすという自信」が大事だ。

日本電産株式会社 永守重信の言葉より

私たちが夢を信じ、信念を持って心をひとつにした時、大垣青年会議所はどんな困難も乗り越えることができるでしょう。そしてやり遂げる執念と強い自信を持つことで、希望に満ち溢れた社会を築くことができます。強い信念を持った私たち会員が率先して行動するリーダーとなり、地域の皆様と夢を共有し、失敗を恐れず成功するまで挑戦し続けた時、他には無い世界に誇れる個性溢れる豊かな西美濃が生み出されると確信しています。急速な時代の変化への対応が求められる今だからこそ、多様な個性を束ね、多様な価値観を取り入れることのできる柔軟な組織となり、地域社会に求められる運動を展開し続けることで、明るい豊かな西美濃の未来を切り拓いていくことができます。大きな志を持つこと、行動し結果を出すこと。それこそが個人の成長につながり、周囲や地域に良い影響を与えることができます。その成長を最もできるのが青年会議所であり、在籍している間は成長の機会を絶えず提供することのできる団体であります。しかし、成長の機会は与えられるものではなく、積極的な参加によって掴み取るものです。人はいつか老います。限られた青年期だからこそ、失敗を恐れず、挑戦する心を忘れずに取り組んでほしい。時代がどれだけ変わっても、人間は進化しません。むしろ便利になりすぎて人間としては退化しているのではないでしょうか。現状に満足することは衰退であります。そんな機会を与えてくれる大垣青年会議所を愛し使い倒して欲しい。人は人によって大きな変化をもたらします。組織は人です。まちづくりを通して、個人が成長し、更に良いまちになっていくことを意識して共に活動していこう。その中での出会いや経験を大事にし、共に活動する同志と一歩ずつ歩もう。まだ見ぬ自分のために。地域の未来のために。堂々と生きていきましょう。

公益社団法人大垣青年会議所

〒503-0856
岐阜県大垣市新田町1-2

0584-47-8275

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