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基本方針

副理事長方針 副理事長 末永 義典
 1990年のバブル崩壊から始まる日本の経済低迷は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により深刻を極め、また先行きが見えないデフレ不況が、あらゆる組織を人材育成の縮小など守勢的な体系へとシフトさせ、誰がリーダーであっても形になる体制を構築していきました。その結果、解決すべき問題が発生しているにも拘わらず、現実を直視せず、さらに問題を放置する消極的な考えが蔓延し、率先して諸問題に取組む挑戦するリーダーが不在となりました。そんな先行きが見えない時代だからこそ「明るい豊かな社会」の実現を目指す我々青年会議所メンバーが率先して地域を牽引する強いリーダーとなる必要があります。その為に我々は青年会議所で学び得る指導力開発を通して、強い信念、強い志、そして自らが責任を負い挑戦していくリーダーシップを習得し、逸早く希望と笑顔が溢れる地域の創造を目指さなければなりません。利他の心が育む強い健全な信念と大局観を持ち、揺るがず、組織の為に、そして愛する地域の為に、その健全な信念を広めていくことは、必ずやこの地域を明るい未来へと導けると確信しております。
 2013度理事長所信「闘魂を胸に 我こそJAYCEE 〜すべては未来の生命のために〜」を具現化する為に、担当する会員拡大特別会議、会員力向上委員会において、自らの生命を燃やし、次代を担うJAYCEEの獲得と強いリーダーシップを持った会員の育成に有らん限りの英知と勇気と情熱を持って挑戦していきたいと考えております。
 大垣青年会議所は1952年2月11日の設立以来、61年の間に数多の会員が入会し、LOM、ブロック、地区、日本において目覚ましい活躍と組織の成長を遂げてきました。しかしバブル時代をピークに減少した会員数は、近年会員拡大で補いながらも半減しているのが現状です。この状態は全国においても同様であり、今後も飛躍的な会員数の増大は見込めないと予想されます。それ故に積極的な会員拡大をこの先も続けていかなければ、会員数のさらなる減少は確実なものとなり、延いては青年会議所運動そのものの縮小も余儀なくされます。今後数年にわたる多くの卒業者数を予測すれば、また大垣青年会議所の未来の発展を望むならば、会員拡大の必要性や重要性は自ずと明確になってきます。会員拡大は我々が事業を継続し、効果的な運動を展開する為に必須事項であり、我々の運動に共鳴してくれる仲間の輪を広げていく事は、組織の結束を強固にするだけではなく、我々が目指す社会改革への大きな原動力になります。その為に我々は継続してより多くの会員を求めていかなければなりません。会員一人ひとりが、会員拡大の意義、目的、必要性を常に意識し続け、全会員が一丸となって会員拡大に取組む必要があります。
 青年会議所運動の目的は何でしょうか。それは社会の開発と個人の開発、つまり「まちづくり」と「ひとづくり」です。「まちづくり」の大きな目的は、地域の自立化を図ることです。それは同時に自立した人を育てていくことであり、まちの中に一人でも多くの自立性の高い人を育てていくことは、我々青年会議所が目指す「ひとづくり」に繋がります。 その目的達成の為にも青年会議所における会員の成長は重要なウエイトを占めております。なぜなら青年会議所運動は「社会を開発する諸事業の実践過程を通じて、自己の訓練をする活動」に他ならないからです。大垣青年会議所は毎年、新入会員に対して青年会議所の基礎的な部分の習得をはじめ、JAYCEEのリーダーシップ向上を目的として様々な手法を使った研修を行い、彼らの青年会議所運動に多大なる影響を与え、大きな成果を残しております。2013年度はさらに高い成長意識を持たせ、“我こそJAYCEE”と誇れる人材を育成していきます。また常に若い集団として、より良い明日に挑戦し続ける我々JAYCEEは、地域に、そして社会にとって必要な存在でなければなりません。その為にすべての会員には、これまでの慣習的な事業に囚われる事無く、市民が協働できる「まちづくり」を行う志を持った人財となる必要があります。同時に語るだけで終わる事無く、現実を直視し、理想の現実に向かって行動をおこし、市民を積極的に牽引する強力なリーダーシップを持ったJAYCEEへとなる必要もあります。
 我々はこの地域に生まれ育ち、今この地域で青年会議所メンバーとして活動しております。その背景には親、兄弟、友人、関わった全ての人々、そしてこの地域の多大なる厚意があったことを忘れてはなりません。すべてのことに恩を感じ、その恩に報いる気持ちは、青年会議所会員のみならず一人の人間として大切なことだと思います。今こそ未来の生命、そしてこの地域の為に、有らん限りの英知と勇気と情熱を燃やして、またJAYCEEとしての誇りを持ちながら、明るく豊かで、そしていつも希望と笑顔が溢れる未来に向かって、すべての会員が闘魂を胸に自らの生命を燃やし邁進していきましょう。

副理事長方針 副理事長 高橋 泰弘
 今や日本の社会に定着した「人口減少社会」という言葉が、本格的に用いられるようになってきました。日本は少子高齢化社会の影響で人口減少が加速的に進行していくものと予想され人口減少は経済成長に対してマイナスの影響を与えることになります。2012年の岐阜県人口動態統計調査結果では、207万人弱。対前年に比べ減少しており、我々の活動エリアである西美濃地域(2市9町)も人口減少は顕在化しています。他の青年団体や大垣青年会議所でも会員減少は否めず、近い将来、活動規模の縮小も避けられなくなるでしょう。しかし、明るい西美濃の未来のための活動を縮小させないため、今後の課題として西美濃地域でコミュニティを活かしたネットワークを構築していくことが必要不可欠であり、新たなネットワークを再構築していくことが早急に求められてきています。
 我々大垣青年会議所は、2011年度に今後の活動指針として、美しい「田園都市」西美濃〜人と物と自然の調和が奏でる躍動のまち〜を地域の未来像とし、地域力溢れる住民が主役のまちづくりを運動テーマに掲げ、「西美濃協調グランドデザイン」を策定し、発信しました。その第一歩として2012年度の活動は、西美濃2市9町の枠組みを超えた新たな連携として、地域住民、団体、企業、行政と様々なマッチングを果たすコーディネーターとして地域コミュニティネットワークを形成し、池田町や大野町で協働事業を開催しました。2013年度は更なる躍進として、地域住民一人ひとりがまちづくりに関心をもち、責任をもって関わる住民主動へと大きく転換する時期ではないでしょうか。西美濃協調グランドデザインの実現に向けて、地域住民、団体、企業、行政との連携を図り、地域の問題発見、解決策の企画、その起業など様々な役割をもってまちづくりの活性化に貢献できる地域プロデューサーになり、またその人財育成が必要不可欠になります。また、この西美濃において我々を含む地域住民は、豊富な水資源、自然豊かな環境、歴史・伝統・文化など、この地域を取り巻く社会環境を、より一層知る必要があります。それは、日本全国に誇れる地域ブランド創出に繋がり、この地域を愛する住民の更なる拡大へと躍進することが、地域力向上の一歩となります。我々は、新しい地域社会を築き発展へ繋げるための運動を展開することが重要になり、地域住民が西美濃で暮らすことが誇りに思える地域、輝く西美濃へと飛躍することでしょう。
 グランドデザイン実現委員会は、「誰が何をしてくれるか、ではなく、自分は何ができるか」という住民主動の協働まちづくり事業として、地域住民が積極的に社会貢献に参画できる機会を実施し、具体的な自立した地域の創出を目指して取り組んでいきます。また、行政などの政策や未来ビジョンをわかり易く伝える機会を設え、地域住民一人ひとりが積極的に政治・政策へ参画する民主主義社会への一助となり、地域社会の発展へ繋げてまいります。
 青年ネットワーク推進委員会は、大垣市青年のつどい協議会をはじめ各種団体とのコミュニティを強化し、幅広い連携を活かした地域ブランドの創出から西美濃地域が地域力溢れるまちづくりを推進していきます。子供達が夢を描ける輝く西美濃の未来へ繋がる活動をしてまいります。
 創立以来60余年、先輩から「明るい豊かな社会」の実現に向けての英知と勇気と情熱を受け継ぎ、無限の可能性と最高の仲間という財産を残してくれました。すべては未来の生命のために、会員一人ひとりが創始の志と精神を胸に秘めて、熱い闘魂をみなぎらせてまいりましょう。

副理事長方針 副理事長 水野 茂樹
 1952年、戦後の焼け野原の中、「明るい豊かな社会」の構築という志のもと、わずか35名の青年が相集いこの大垣青年会議所を誕生させました。それから60余年が経つ現在、この日本はどこへ向かおうとしているのでしょうか。進まぬ復興、震災による瓦礫、原発事故の処理、緊迫する隣国との領土問題、長引く欧州発の経済危機、そして度重なる首相交代と今の我が国を取り巻く情勢は多くの諸問題を抱え、不透明でかつ険しく、とても厳しいものとなっております。この様な状況を作り出している一つの要因として、この国に蔓延する如何なる事に対しても、曖昧模糊、他人依存で無関心、無責任な国民感情の増大が考えられます。依存、無関心、無責任が主流の国民で構成されるこの国は、独立国家、真の民主主義国家の体を成しているとは言えません。今の日本は独立国家、真の民主主義国家とは大きくかけ離れ、まさにお任せ民主主義国家、さらにはお任せしながらも自らの自由や権利のみを主張する無責任民主主義国家と言っても過言ではないでしょう。はたしてこれが、我々の先達が夢描いた理想の社会なのでしょうか。かつての日本人の心は夢や希望に満ち溢れ、清らかで美しく純粋で、心豊かであったことでしょう。またそれぞれの環境において強い使命感を持ち毅然たるリーダーでありました。しかし、高度経済成長期を経た日本人は時代が流れ進むにつれ、技術力と経済力の向上で「経済大国」という名と引き換えに、その精神は薄れてしまったのではないでしょうか。この状況が続くのであるならば、日本は近い将来に崩壊するのではないかと強い危機感を抱きます。
 「我こそJAYCEE」、我々はJAYCEEであります。自らの生命を如何なく燃やし、この混沌とした時代を切り開き、次代を担う子供達の為に新たな日本を創造するという大きな使命が課せられております。その為には、日本古来の優しい心と強い使命感を持った有能な「人財」の開発、またその成長が急がれます。「人材」ではなく「人財」。それは人の生きる目的が物質的な豊かさの追求であるならば人は生産過程の歯車と1つにしか過ぎず「人材」にしかなりえません。それに対し精神的な充足感の追求を求め、助け合いにおける相互の満足感を得る事こそが「人財」であります。また、「財」という字はお金や価値を意味する「貝」と、知恵を意味する「才」という字の組み合わせで出来ているように、「人財」は地域社会や企業に利をもたらし、発展と正義に導く有能なリーダー像と置き換える事が出来るでしょう。有能な「人財」は、現在から未来にかけてのあらゆる場面において知恵と価値を生み出して貢献し、地域社会や経済の状況変化に対し、問題の正邪と本質を的確に捉えて将来を正確に展望します。また、優れた適応力と応用力と創造力を発揮して自らの行動の上に具体的に展開することが出来ます。問題に対しては常に正対し、邪な力に屈せず、保守保身に自らを委ねず、あらゆる場面において強い正義感と、毅然とした挑戦心を持った虚心坦懐なる行動人であります。まさに我々が求め目指す姿と言えるでしょう。
 また、人が成長する要因として三段階の段階を経ると言われています。最初に依存、誰かの助けを必要とする段階。次に自立、自分で考え、自分で行動し、自分でその結果を受け入れることができる段階。そして最後に相互依存、孤独な自立にとどまらず、自立した者同士が新たな高みに向かって相互に依存しあう段階の三段階です。我々も含め、この日本に蔓延する他人依存や無関心はまさにこの成長モデルの初期段階であると言えるでしょう。
 それ故、我々が「人財」への成長を遂げる為には己を律し、己を知るところから入り、そして己の足りなさに気付く必要性があります。今、我々は自分というリーダーが存在し自分を客観的に見つめ直した時、もう一人の自分に対し心から尊敬の念を抱く事が出来るでしょうか。自分自身に自信のない人に、人を引きつける魅力はないでしょう。自分という存在価値を模索、探求しそれを能動的に革新をしていく事こそが必要なのです。それにより初めて有能な「人財」として地域社会と正面から向きあえるのではないのでしょうか。自らを律する事、それは決して容易な事ではありません。しかし我々は選ばれし精鋭であり、この地域社会より大きな使命を享けたリーダーであります。そこには多くの人の期待があり、また多くの支えがあります。この厳しい社会情勢を打破し、輝ける未来を築く為の使命を請け負っている以上、有能な「人財」として成長は不可欠であります。そしてその開発と成長を自身に留める事無く多くの仲間と共に磨き高め、この地域社会に伝播、還元をする事により明るい豊かな社会は必ずや構築されるでしょう。
 我々JAYCEEは皆、明るい豊かな社会の実現を目指して青年会議所の門を叩きました。だからこそ我々は、60余年が経つ現在、当時と時代は変われど、創始の精神を深く胸に刻み、先達と同様真直ぐな志を高々と掲げ、この地域社会に清く正しい道を指し示して行かなければなりません。「勇気」を持って道を示す為、自分達の力になる「英知」を身につけ、そして「英知」を糧に「情熱」という大きな魂を燃やし、志という旗を、大きく掲げ有能な「人財」、「我こそ真のJAYCEE」になろうではありませんか。

専務理事方針 専務理事 高木 健一
 昨今、日本だけでなく世界各国で政治や経済の局面が刻々と変化しており、またエネルギー消費が増え続ける現代において、化石燃料の価格上昇や気候変動の地球温暖化など今まで経験したことがない数多くの問題が各地で噴出しております。そのような厳しい状況の中、情報通信技術を取り巻く環境は劇的な変化を遂げており、環境問題を解決する上でも今後飛躍的に成長していくと思われます。太陽光や風力などの自然再生エネルギーを最大限活用する一方、エネルギーの消費を最小限に抑えていく省エネ社会をITネットワークで繋げる次世代社会を目指したスマートコミュニティの開発、そしてスマートフォンやタブレット端末の利用者急増等の情報通信技術の発展、拡大は、我々を取り巻く社会環境をさらに加速度的に変化させ、それに対応していく事は益々困難になると思います。このように急激に変化する社会情勢は我々が住む西美濃地域も例外ではなく、だからこそ我々JAYCEEが自らを律し、青年経済人として地域社会における重責を担える立場と責任を自覚し、また住民と共に協調し、このまちの未来を切り拓いていくことが必要ではないでしょうか。まちづくりの形成者として積極的な役割を果たしていくこと、それが今後我々JAYCEEにより一層求められてくることではないでしょうか。
 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律が2008年12月1日に施行された事を受け、大垣青年会議所は2012年11月1日に社団法人から一般社団法人に移行しました。2013年度は全会員が青年会議所活動に邁進できるよう適正かつ円滑な会務運営を図ることを目的として、LOMの根幹を担う総務、渉外に関する役割を細分化致しました。
 総務室は総務委員会、そして財務、議案審査に特化した財政審査特別委員会の2委員会で運営して参ります。近年、在籍年数5年未満の浅い会員が半数以上を占めており、会員力の向上が急務となる中、誇り高きJAYCEEとしての本質を再認識するため、組織の役割を理解し、さらに高みを目指した会議や事業に注力できるよう総務室を運営して参ります。同時に一般社団法人格へ移行したことで、揺るぎない安定的な業務執行体制を整え、正確かつ円滑な組織運営を行って参ります。
 LOM発信室は渉外委員会、そして急激に変化する情報社会に対応する為、新しく情報管理発信委員会を設け、2委員会で運営して参ります。渉外委員会では、岐阜ブロック協議会会長輩出LOMとして、BC出向者を支援すると共に率先して岐阜ブロック協議会を牽引して参ります。さらにJCI、日本青年会議所、東海地区協議会と密に連携をとり、スピーディな情報伝達を全会員へ発信することで、会員一人ひとりが改めて対外事業の重要性を認識し、積極的に事業へ参加するよう推進して参ります。また情報管理発信委員会では、新たな情報技術の活用と共に、戦後の荒廃する中、先輩達の手によって切り拓かれ、60余年に渡り生命を繋ぎ、燃やし続け、言葉では言い尽くせない歴史と伝統、時の流れと共に革新の連続を遂げ、熱き闘魂が受け継がれてきたことを次代へと繋いでいくための財産の共有を図って参ります。両室がそれぞれの役割を果し、全会員が同じベクトルに向うことで、我々が目指す、市民が望むJC運動の成果に繋げていきたいと考えております。
 2013年度理事長所信「闘魂を胸に 我こそJAYCEE 〜すべては未来の生命のために〜」のスローガンの下、明るい豊かな社会の実現に向かって全会員が一丸となり、時代の流れと共に成長し続けられるよう、専務理事の大役を仰せつかったことに感謝し、全身全霊をもって重責を全うします。

室長方針 LOM発信室 室長 河合 刀記夫
 2013年度、社団法人大垣青年会議所から一般社団法人大垣青年会議所となり、今年度「闘魂を胸に 我こそJAYCEE〜すべては未来の生命の為に〜」をスローガンにまた新たな歴史を刻む為、自らの熱い想いを発信し行動していきます。
 かつて、日本は小さなコミュニティーを大切にして、肩を寄せ合いながら、お互い助け合い生活をしていました。しかし、戦後復興から経済成長を経る過程で、自己中心的な間違った個人主義が蔓延し、嘗てのコミュニティーの中でのコミュニケーションも希薄化してきており、互いの結びつきを感じられなくなっているように思います。
 まちづくりはけっして一人で出来るものではありません。多くの住民が同じ方向を見て協働することで明るい豊かな町の実現に近づいていくのではないでしょうか。その為に重要となってくるのがコミュニケーションの構築であると思います。我々の熱い闘魂を伝え、大垣青年会議所が抱く大志を仲間と共感し、さらに多くの人々に広げていくことで嘗ての人々の結びつきを取り戻せるのではないでしょうか。そして、それがまちづくりを活性化させるのです。
 LOM発信室では、対内外のコミュニケーションを強化していくことで、会員それぞれのリーダーシップを促すと同時に、西美濃地域の住民に未来のビジョンを伝え、共に多くの未来の生命が輝き喜びあえるまちづくりを創造できるよう推進していきます。
 渉外委員会では、他LOMやNOMとの連携・協力を通して、それぞれの手法などを学び、会員が互いに高め合えるようサポートをする事業を行います。また、今年度は、岐阜ブロック協議会の会長を輩出するLOMとして、会員一丸となってその責務を全うできるように大垣青年会議所をリードしていきます。
 情報発信委員会では、大垣青年会議所の会員が生命を燃やし、JC活動を行う姿を内外に伝えることで、より多くの人々にJC活動への共感と賛同を得られるように事業を行っていきます。さらに、今まで培われた大垣青年会議所の魂や伝統、先達が残した偉大なる財産を次世代の志を同じく有する生命に託していけるよう、その仕組みを作る事業を行います。
 我々の活動の意義はなんでしょうか。それは数多くあると思いますが、その中には、今そこにある問題を解決する為にそれを「伝えること」、そして、その解決の糸口を「発信していくこと」にあると思います。我々大垣青年会議所のメンバーそして、多くの仲間が今より明るい豊かな地域社会の理想像を共有しながら、その理想実現の為の運動が活気づくようにして参りたいと思います。

室長方針 地域創造室 室長 林 秀昭
 「明るい豊かな社会の実現」のため我々JAYCEEは日々JC運動に励んでいます。私は時々明るい豊かな社会とはいったいどの様な社会なのかと疑問に思うときがあります。1945年の第二次世界大戦敗戦後、先人達の血の滲むような努力によって日本は復活を遂げ、1968年には国民総生産(GNP)が資本主義国家の中で第2位に達し、この経済成長は世界的に見ても稀な例であり、終戦直後の復興から続く一連の経済成長は「東洋の奇跡」とまで言われました。いま私たちのまちは物で溢れ、物資的に見れば何不自由なく生活ができます。しかし、私は不安な気持ちを抱えながら日々を過ごしています。ありがたい事に私は3人の子供に恵まれ、家に帰ると満面の笑みで私にすり寄ってくれる子供たちが愛おしくてたまりません。そんな子供たちが大人になったとき、どのような社会で生活していくのか想像がつきません。昔では考えられないような問題や事件が今日本では起きていますが、ほとんど解決がされておらず、今後日本はどのような方向に進んでいくのか誰も分からないのが現状です。危機感を持った我々が身近な人の幸せを願い行動すれば、大きな力となり魅力あるまちの創造に繋がっていきます。次代を担う子供たちには今のままで引き継いではいけない。
 本年度、地域創造室では「闘魂を胸に 我こそJAYCEE 〜すべては未来の生命のために〜」のスローガンのもと、西美濃地域で住民協働の事業を展開していきます。
 グランドデザイン実現委員会では2011年に策定された西美濃強調グランドデザインをもとに住民主動の事業を実施します。今までの「おまかせ政治」とは決別し、自分たちのまちは自分たちで変える、自らが行動しなければ何も変わらない時代になったことを住民に理解してもらい、積極的に行動できる場をプロデュースしていきます。
 青年ネットワーク推進委員会では大垣市青年のつどい協議会をはじめとする西美濃地域に根ざした諸団体とネットワークの推進を図り、住民の方に魅力ある西美濃を発信していきます。
 地域創造室は西美濃の明るい社会を創造するために諸団体と連携を図り、次代の担い手である子供たちに魅力ある西美濃を引き継げるよう一年間取り組んでいきます。

室長方針 総務室 室長 林 裕人
 理事長所信の結びに「生命を燃やし、他の生命に影響を与えていくことの尊さを我々が体現する」とあります。初めて理事長所信を読んだ数日後、私はプラネタリウムで星を眺めながら星と太陽の話を聞きました。“夜空に光る星々は自ら光を発していません。星々は太陽に照らされて美しく光を放っています。その星々を照らし続ける太陽は推定年齢46億年、存在できる期間の半分を経過している”との事でした。まさに、太陽こそ自らの生命を燃やし、他の生命に多大なる影響と恩恵を与えているのです。多大なる影響を与える太陽とその光によって輝く星、我々青年会議所はその太陽にならなければいけません。西美濃の地とそこに暮らす人々を煌煌と照らす太陽に。我々にはその使命と責任、そしてチャンスがあるはずです。
 2013年度、総務室は総務委員会と財政審査特別委員会によって構成されます。総務委員会は縁の下の力持ちであり、良くも悪くも目立つ存在であってはならないと考えます。すべては大垣青年会議所の活動が円滑に遂行されていく為、常にアンテナを張り巡らせ、大垣青年会議所が1年間、盤石の状態を保ち続ける事が責務であると考えます。理事会や総会の設営、運営、繰り返しの作業が多くなります。その地道な積み重ねこそ真価が問われると考えます。財政審査特別委員会は会計に関する特別機関です。会員の皆様の大切なお金を預かる立場としてその分野でのスペシャリストであると共にその知識を会員に広く発信していく事を目的とします。合わせて各種理事会資料のチェック機関となる事で、理事会においての議論を表面ではなく、内面の深い部分で行う事が出来る様サポートしていきます。総務室のどちらの委員会も決して表舞台に出る事はありません。闘魂の中に動と静があるとするならば内に秘めた静の闘魂ではないかと思います。
 「闘魂を胸に 我こそJAYCEE〜すべては未来の生命のために〜」【闘魂】、辞書で引くとあくまで闘おうとする意気込み、相手と闘い負けまいとする激しい精神とありました。さらに検索を進めると“闘魂とは己に打ち勝ち魂を磨く事”と出てきました。私が思う闘魂も、自分自身に打ち勝つ、自分自身の魂を燃やすという事なのではないかと考えます。打ち勝つ自分と燃やす魂、いずれも今の自分を知り、今の心とまず向き合う事がスタートではないのでしょうか。今までの私はパズルの小さな一片でしかなかったかの様に思います。2013年度、生命を燃やし、身を削って組織の歯車となります。私自身の活動結果では無く、2013年度大垣青年会議所の活動結果、そして活動プロセスに重点を置き行動していきます。
 ひとりで太陽の様に大きな存在になる事は出来ません。そんな必要もありません。ただ我々JAYCEEたる者、自らの意志で星を輝かせる太陽になる思いを持ち、行動する事が出来ます。その熱き思いの集合体、大垣青年会議所こそ西美濃の地とそこに暮らす人々、そして、我が子に光と希望に満ちた未来を与える存在にきっとなれるはずです。

室長方針 LOM創造室 室長 村瀬 秀義
 なぜ会員の拡大をするのでしょうか。
 私達青年会議所は「明るい豊かな社会の実現」のために活動をしています。その実現のためには同志となる人財を1人でも多く発掘し活動して行かなければなりません。
 昨今、私達青年経済人を取り巻く環境は総じて厳しいと言えます。その状況下においても、自らを成長させ、地域に貢献する機会を模索し、明るい豊かな社会の実現に向けて本気で行動する自覚と覚悟を持った本物の「人財」が我々の地域には必ず存在するはずです。こうした「人財」をねばり強く発掘し、1人でも多くの会員拡大につなげたいと思います。1人よりも10人の声、10人よりも100人の声が大きな力となり現実のものとなると考えます。
 しかし会員拡大の現状はまさに拡大だけが先行し会員の育成や成長が軽視されている様に思えます。現役会員の育成や成長も、明るい豊かなまちづくりの実現に不可欠であると考えます。常に相手のことを思いやり、物事を真剣に考えていける人を一人でも多く育てる必要があります。常に真剣に物事に取り組む熱意・情熱こそ人の心を動かすことができる原動力であると思います。まず自らが修練し、地域から必要とされるリーダーシップ溢れる人を育てて行きたいと思います。今所属している一人ひとりが青年会議所の運動をしっかり理解し、大きな魅力・可能性を感じて精一杯取り組み良さを青年会議所の魅力として伝えていくことが、その先の会員拡大にも繋がっていくと考えます。
 今一度考えて下さい。なぜ青年会議所に入会したのでしょうか。 地域貢献や社会貢献、仲間を求め、そして自己成長を求めて入会したのではないでしょうか? 私は入会したからには費やした物を無駄にしてはならないと思います。青年会議所という学び舎を大いに活用し、青年会議所活動に多く参加する事で、1つでも多くの気づきを得て頂きたいと思います。40歳迄という限られた時間しか私たちにはありません。自らを高め、明るい豊かな社会の実現に向けた青年会議所活動を行って行きたいと思います。
 私達JAYCEEが、明るい豊かな社会の実現に向けたリーダーシップを身につけ、それを自分たちに携わるすべての人々に発信し、還元していけるように、一年間精一杯挑戦し取り組んでまいります。