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副理事長方針 (社)大垣青年会議所 副理事長 日比野 昌浩
大垣青年会議所は設立より60年目を迎え、現在でも設立当時と基本的な理念・目的は同じであると思いますが、その時代ごとの社会情勢や社会問題、人の習慣や考え方は変化しており、私たち青年会議所の意義や目的を達成する為の手法も時代と共に変化してきていると感じます。次年度の第61期は節目にあたる60周年を迎えますが、これを機に改めてこの60年間を振り返り、先輩達から受け継がれてきた大垣青年会議所の歴史と伝統を再確認し、これからの大垣青年会議所のあるべき姿と明るい豊かなまちづくりには何が必要なのかを今一度考え、私たちにできること、やらなければならないことを会員全員で考え取り組んでいきたいと思います。近年の日本は、国も地方も多額の借金を抱える財政状況となり、経済の低迷、財政危機、人口減少、少子高齢化社会、大都市一極化による地方の疲弊など、あらゆる問題に直面しています。しかしながらこの危機的状況をどれだけの国民が問題意識を持ち、考えているでしょうか。情報手段の発達や物が豊かになった反面、家族や住民同士のコミュニケーション不足、無責任、無関心な国民が増えたことで愛国心が薄れ、自己中心的な発想が蔓延してしまったのではないでしょうか。今こそ、私たち青年会議所メンバーは地域の住民・経済人であると共に地域のリーダーであることを自覚し、率先して行動しなければなりません。まずは地域の事を理解する為に首長対談や市民討議会を開催し、地域の現状と問題点を把握すること。そしてこれからの西美濃地域がどうあるべきなのか、何が必要なのかを運動指針としてまとめ、地域の未来像(グランドデザイン)を発信し、地域住民と共に成長し、喜びあえるまちづくり活動が求められてきます。
大垣青年会議所は西美濃すべての地域(自治体)から100名以上の会員が集まり、ひとつの組織として活動しています。自治体として西美濃はひとつでないとしても、私たち青年会議所のように西美濃地域のネットワークを構築し、それぞれのまちの宝をこの西美濃に広げていけば、魅力あるすばらしいまちへと発展していくと確信します。まちの宝とは、そこに住む人であり、産業・農業であり、自然環境であります。それらの宝を受け継いでいく先は私たちの子どもであり、私たち自身が責任を持って教えていかなくてはなりません。また国や地域の発展の為には人が増え経済の発展が大前提でありますが、その為にも背曲的に地域外の人や外国人を受け入れていく必要であると考えます。外国人にとっても働きやすく住み易いまちであれば、必然的に人が集まり、まちは活気に溢れ、様々な文化が融合し新しい文化が生まれ、世界に輝くまちに発展していくと思います。つまり地域に住むすべての人が、同じ社会的立場であり、共に理解し尊重しあって生活する社会、つまり多文化共生社会の構築がこれからのまちづくりには必要なのです。
今、青年会議所メンバーに求められることは、尊敬されるJAYCEEであると感じます。尊敬される為には、自らの言動と行動に責任を持つこと。その為には日本や地域の歴史、文化といったあらゆることについて学び、知識を付けることが必要です。事業を成功させることも大切ですが、そのプロセスを最も大切にし、共に学び、共に汗を流し、出来るだけ多くのメンバーの意見を反映すれば、自ずと結果は付いてくると思います。いつの時代もリーダーがいて、その時代を作り上げてきました。しかし近年ではリーダー的存在が少ない為に、進むべき方向が定まっていないように感じます。今こそ、リーダーが必要な時であり、それを実践するのはJAYCEEではないでしょうか。私たちのまちは私たちの手でつくる。誰もが愛せる魅力ある西美濃を。そしてみらいの大人たちへ受け継ぎたい。そんな思いで一年間、共に頑張っていきましょう。
副理事長方針 (社)大垣青年会議所 副理事長 佐竹 建二
我々青年会議所会員は、明るい豊かな社会を築き上げるため、日々活動しています。ところで、「明るい豊かな社会」とは、どんな社会なのでしょうか。何が明るくて、何が豊かで、社会とは何処を指しているのでしょうか。おそらく、この質問に対する青年会議所会員の返答は、方向性は合致していても、詳細は様々であると思います。それは、会員一人ひとりが置かれている環境や立場の違いにより、青年会議所に対する「想い」が様々であるからだと考えます。しかし、個々の想いは決して間違っているものではなく、その想いを行動に移すことが大切であり、さらに地域住民、地域諸団体の方々と共に、より大きな運動にしていく事が、明るい豊かな社会の実現に必要なのではないでしょうか。我々大垣青年会議所は、今年度で第60期という節目を迎えます。数多くの諸先輩方のご尽力により、長年に渡り、その歴史と伝統が受け継がれています。我々も、大垣青年会議所設立趣意書に記された諸先輩方の熱い想いを受け止め、決意を一つにして突き進まなければなりません。
2011年度、「世界に輝くまち西美濃へ〜独立せよ!西美濃のプラネティストたちよ〜」の理事長所信の元、我々が愛するこの西美濃地域が、世界から憧れられるまちとなるよう、各事業を遂行することで、「まちづくり」を実践していきます。まちづくりとは、地域が抱えている課題に対して、ハード・ソフト両面から課題の解決を図ろうとするプロセスのことと定義されています。大垣青年会議所が最重点事業として取り組んでいる、西美濃協調グランドデザイン発信〜地域力溢れる住民が主役のまちづくり推進〜は、輝くまち西美濃の実現に向け必要不可欠であると考えます。我々も含む地域住民が主体となって、安定した地域社会の存続を図る必要があります。
最後になりますが、我々青年会議所会員がプラネティストとなり、愛する子供たちが、愛する地域でより安全にそしてより安心して生活できる様にするため率先して行動し、時代を先導していかなければなりません。明るいみらいを見据え、そのみらいが永続的なものとなる様、英知と勇気と情熱をもって邁進したいと考えます。
会員の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
副理事長方針 (社)大垣青年会議所 副理事長 三輪 研二
大垣青年会議所が第60期を迎えるにあたり、その60年が意味するものを改めて考えてみると、既に3代目となる我々の英知と勇気と情熱によって、西美濃におけるJC運動が展開されており、設立当時の諸先輩方の創始の想いを直接受け継ぐ会員など存在しません。そしてこのような世代交代の過程では、戦後の復興から高度経済成長、そして経済大国の地位確立にバブル崩壊と、激しい時代変革を経て迷走する現在に至っているわけですが、大垣青年会議所の設立趣意書の一文を改めて唱えてみると、その想いは今なお鮮烈な輝きを放っており、語意の捉え方に違いはあれど我々の運動に根付く想いは何ら変わっていないことがわかります。しかし、この60年という歳月によって、我々を取り巻く環境が全く異なるものに変貌しているのは明白な事実です。刻々と変化する世界にあって、その存在が大きく変わろうとしている日本、さらにはその混迷を極める日本にあって、大きな転換を迫られている各地域、といった状況の中で、西美濃地域における大垣青年会議所の使命も60年前とは異なるものであるはずです。であるならば、これからの西美濃地域の将来を背負っていく我々自身の言葉で、新たなる決意を表明していかなければいけない時期に来ていると感じられます。
この新たなる決意に対し、まず我々自身にさらに磨きをかけて臨んでいく必要があります。60周年という節目に向かって、脈々と受け継がれてきた大垣青年会議所の歴史、伝統の重みをしっかりと感じ取り、改めてこれからの活動の糧にしていかなければなりません。そして、あらゆる面で恵まれた西美濃地域をもっともっと深く知るとともに、青年経済人としても地域貢献に大きく寄与できるよう、自身の人間力を高めていく必要があります。こうした自己研鑚は、未来に向かって進んでいく為に、我々に課せられた義務といっても過言ではありません。こうして個々そして組織が輝きを増すことによって、大垣青年会議所の存在意義がより地域に広く深く浸透し、世界に向かってまばゆい輝きを放つまち西美濃へ向かって歩んでいく礎となることでしょう。
そしてそんな存在であるが故に、我々にはリーダーシップの発揮とともに、みらいを見据えた変革にも取り組む必要があります。地域には、個々の住民だけでなく市民団体として多くの活動がなされ、想いの先には、我々と変わらぬ、明るい豊かな社会があるはずです。こうした団体との連携強化により一丸となって活動していくことに留まらず、活動を異にするもその想いが具現化されるような手助けも、新たな制度構築として手掛けていければと考えます。また、大垣青年会議所が59期より推進する最重点事業「西美濃協調グランドデザイン発信〜地域力溢れる住民が主役のまちづくり推進〜」では、2市9町の想いをまとめ上げ、各地が輝きつつ西美濃全体としてまばゆい輝きを放つようなグランドデザインを、まちづくりの主役である住民の声として発信していきます。こうした運動によって、独りよがりな想いで描かれることのない、真の輝きを放つまちづくりを進めていきます。
さらに、我々のこの運動は、今現在の地域住民だけでなく、みらいの住民にも主役となってもらわなければ永続的なものには成り得ません。それにはまず、我々以降の世代が同じように西美濃を愛し、西美濃を誇りに思うような教えを考えていく必要があります。みらいの主役は今の子供たちであり、さらに先のみらいは、そのみらいの主役の子供たちです。西美濃の子供たちが西美濃を背負っていきたいと考えられるまち、そんな想いを込めて青少年育成に挑んでいきたいと考えます。
西美濃が世界に向かって輝きを放つ日を夢見て、一年間共に頑張っていきましょう。
専務理事方針 (社)大垣青年会議所 専務理事 今村 貴至
私たち大垣青年会議所は59年の永きに渡り「明るい豊かな社会」の実現を目指し、先輩諸兄から時代と共に受け継がれてきたすばらしい伝統や歴史があります。そして、この歴史の重みを会員個々がしっかりと理解し、自分の力を信じて新しい時代と共に進化しながら「みらい」を見据えた運動を展開していかなければなりません。本年度、専務理事として理事長の所信世界に輝くまち西美濃へ 〜独立せよ!西美濃のプラネティストたちよ〜 を具体的に実行する為に、会員が自ら積極的に活動できるような設営、運営を目指し、また他LOMや関係諸団体との連絡調整を迅速かつ円滑に行うよう全力で取り組みます。
みらい会務運営室では会員相互のコミュニケーションを大切にし、対話や情報の共有を通して、より一層の会員の意思疎通と意識向上をはかり、それにより組織全体が活性化するよう、より良い環境を構築していきたいと考えております。「組織は人なり」という言葉がありますが、その反対に「組織が人をつくる」という一面も忘れてはなりません。人が組織をつくり、組織が人をつくるという好循環を生み出していくことが重要だと考えます。
60期という節目を迎えたいまこそ、みらいを見据えた先見性と行動が求められています。大垣青年会議所が地域社会において、その存在価値を増していく為に共に笑顔で頑張りましょう。1年間、会員の皆様のご協力をお願いします。
室長方針 (社)大垣青年会議所 みらい会務運営室 室長 小島 智之
2011年度は室長として『みらいを語り、みらいを繋ぐリーダーを育成する』とテーマを掲げさせて頂きます。第60代となる田中理事長が所信に掲げたことを熟考したときに、大きな視点を持ち地域にフィードバックせよということに基点致しました。兎角身近な事象に活動の視点が行きがちなことを、変えていこうとする大変難しいことではあります。ITの活用が主流となる昨今では世界がとても近いものとなっている中で我々青年が活動目的、活動対象を広く大きく持つことは重要、また責務であります。今年度は広報渉外委員会及び総務委員会の2委員会を担当させて頂きますが、両委員会共に大垣青年会議所の活動を支える裏方でありながら大変重要な委員会でございます。広報渉外委員会では大垣青年会議所のPRをすべく、宣伝マンとして各種案内を対外的へ発信する、非常に重要な役目を果たしていくことになります。外部から大垣青年会議所を見る目がここで判断されることになる為、一切の妥協を許されません。また、外部からの情報を青年会議所内へ的確に伝えていく役割もございますが、外から中へと入ってくる情報を噛み砕き会員へ的確に伝えることも大事な部分でございますので会員の皆様へ漏れなく案内させて頂けるように致します。
またこれまでも活用されて参りましたホームページの利便性を追及し、簡潔で分かりやすく対外への情報の発信を行って参ります。加えて対内への情報発信と情報の共有化を目指したツールとして活用していきます。その上で、これまでに築き上げてきた地域メディアとの連携を強化し、西美濃にとどまらず広く地域に根差した効果的な広報活動を行ってまいります。
総務委員会においては体内的な活動がメインでございますが、一般の会員には動きが見えない委員会ではございますが手を抜くことなく活動をしていけように導いていきたいと思います。理事会、総会の設営と運営については、これまでに蓄積してきたノウハウがあり、ルーチン化された手順があります。これらにさらに磨きをかけ、手を抜くことなく、年間を通してしっかりと実行していきます。
みらい会務運営室の役割は、青年会議所の組織運営の要となるものです。みらい会務運営室が規律を持って、しっかりと機能していくことが大垣青年会議所の活動の大きな支えとなると確信しております。その為にも与えられた担いを全うし、悔いのない一年間にしていきます。
一年間、どうぞよろしくお願い致します。
室長方針 (社)大垣青年会議所 みらい社会創造室 室長 棚橋 剛大
私たちが暮らす地球上では現在、地球温暖化現象や世界的な人口増などによるエネルギー不足問題、また経済に目を向ければ米国の金融市場の金融危機を発端とした世界的な景気後退などをはじめ、様々な問題が起こっています。また日本国内においても、経済不況による企業収益及び資金繰りの悪化、それに伴う失業率の増加などをはじめ、多くの問題を抱えています。このことは私たちが暮らす西美濃においても例外ではありません。私たちは未来に向けて非常に困難な問題を多く抱え、不安を抱きながら、将来に確たる見通しが持てない状況の中で暮らしているのです。そのような状況下におきまして、“西美濃のみらい”を語ることは非常に困難なことだと考えます。しかし、明るく豊かで独立した“西美濃のみらい”を語れるようなまちづくりを行わなければなりません。
みらい社会創造室ではみらいの制度研究委員会、みらいの地域ネットワーク委員会、みらいの大人育成委員会にて“西美濃のみらい”を考えます。
みらいの制度研究委員会では地域の団体が活発に活動するための制度の研究及び西美濃各地でのタウンミーディングを開催します。地域で活動している団体は活動資金不足や人的資源不足に頭を抱えております。そこで、それらを解決していくための制度について研究をしていきたいと考えております。
次に西美濃各地でのタウンミーティングは、地域住民が自分たちの住むまちのみらいを語れるように、独立したまちになれるように開催したいと思います。
みらいの地域ネットワーク委員会では大垣市青年のつどい協議会をはじめとする地域の各団体とのネットワークをより強固にし、団体の枠を超えた西美濃のみらいを共に語れるように活動します。本年度は大垣市つどい協議会会長輩出をいたします。事務局の効率よい運営をし、つどい協議会が円滑に進むよう率先して活動していきたいと思います。
みらいの大人育成委員会では、西美濃のみらいを担う学生に地域や社会で活躍する大人から、現実の社会のしくみ、規範意識、道徳心などについて学校教育では教えなくなりつつある事項に対し伝えていきます。西美濃に定着し活躍するみらいの大人を育成するための事業を行います。
西美濃の明るい豊かなみらいを創造するためにみらい社会創造室一丸となって率先して行動して行きますので1年間よろしくお願い申し上げます。
室長方針 (社)大垣青年会議所 みらい研修室 室長 矢橋 秀哉
今の日本は、軸足が定まらず、浮足立っています。この国はどこを目指そうとしているのでしょうか。果たして、明るい「みらい」がこの先待っているのでしょうか。我々が、明るい「みらい」の到来を疑問に感じているのであれば、子供たちも明るい「みらい」がやって来るとは考えないでしょう。しかし、このような時代だからこそ、我々は、疑問を持ち続けているだけではなく、明るい「みらい」にするために行動せねばなりません。JCとはそのような責任ある集団であり、周りからもそのような期待をされてしかるべきだと思います。しかし、残念ながら周りから、そのような期待はされてはいません。市民の皆さんから期待される集団になるためには、我々は原点に立ち返る必要があります。かつて福澤諭吉は「一身独立して一国立つ」と述べました。我々の活動の原点は、「自立」です。この西美濃地域が「自立」を目指すのであれば、我々自身がまず「自立」をしなければなりません。設立趣意書からも感じとれることは、自立に向けての固い決意、情熱です。
個々の我々がまず取り組むことは、「自立の心構え」を身につけることだと考えます。自立の心構えとは、地域のリーダーとしての役割を果たそうという「心構え」です。その「心構え」が備わってこそ、自分たちが学ばなくてはいけないこと、習得しなければならないことが明確になり、さらに、青年会議所活動の目的や発信すべきことが見えてくると思います。
みらい研修室では、大垣青年会議所が考える「心構え」とはどういうものなのか、学ぶべきことは何であるか、を追求していきたいと思います。そのような「心構え」を有した社団法人大垣青年会議所という団体が、市民の皆さんから見て、魅力的に映れば、力のある発信力が実現されるでしょう。そして、市民の皆さんとともに行動できる素地が出来上がるものだと、信じております。
この「心構え」にこだわって、一年間活動してまいりたいと思います。会員皆様方のご指導の程お願い申し上げます。